2024/08/07 00:00

棕櫚(しゅろ)の道具たちを、ひとつひとつ職人による手作りで製造している髙田耕造商店さん。
工場を見せて頂くと、そこには棕櫚の毛束のまだ長いものが並べられていて。
道具たちは、この状態からできあがっていくんだなとありありと感じました。
機械を扱っている方の手元をのぞくと、針金に棕櫚の束を均等にはさみ、毛先をそろえ、手動の機械でぐるぐるっと巻き上げます。
機械はありますが、ほとんど手作業。正直びっくりしました。
製造の際には、量りなどで計量することなく、職人さんがその時の繊維の状態を指先で感じながら、調整しているそうです。
こんなに大事にひとつひとつ手作りされたタワシ。
当たり前の使い方をして、ちょっとしたことに気を付ければちゃんと長く使えますよ、と専務さん。
使い捨てが前提ではなく、大切にしたい道具が身の回りにあることは、気持ちをほっこりさせてくれるように感じます。
※棕櫚の道具たちは、今のところ店頭のみでの販売となります