2024/05/28 00:00
先日、お客様から鹿肉ステーキの厚みについて問い合わせがありました。
いつも私から生産者さんにはステーキ用で!としか注文していなかったので、今回初めて詳しく尋ねました。
すると生産者さん。ステーキ用は、鹿の状態や肉質を考えて、その個体がステーキとしていちばん美味しく食べられる厚みでカットしているとのこと。
猟をするだけでもなく、解体をするだけでもない。個体差のはげしい野生動物を、お肉としてちゃんと美味しく食べてもらいたいという想いをもって取り組んでおられることを、ひしひしと感じた瞬間でした。
【職人さんご紹介】
紀州ジビエ生産販売企業組合の湯川さん。
ジビエと一口に言っても、野生のものであり、また捕獲の状態がそれぞれ全く異なるため、お肉になった状態の品質には、かなりばらつきが出てくると言います。
そんな品質のばらつきをなくすため、湯川さんは動物を仕留めるところから食肉となるまでのすべてを、一貫してご自身で作業し、管理しています。
さらに解体するときのナイフさばきは、本当に流れるよう。
動物の体のことを知り尽くした職人だからできる、無駄のない迅速な作業で、精肉として仕上げます。
【商品ご案内】
湯川さんのジビエの特徴は、まったく獣の臭みがなく、かたくないこと。
なので臭み消しや、柔らかく煮込むなどの調理は必要なく、普段お使いのお肉と同じようにお料理して頂けます。
さらに、猪肉は脂身の甘み、鹿肉は赤身の旨味が感じられ、どちらも低カロリーで高タンパク、鉄分やビタミン類も豊富で健康にもうれしい食材。
命を粗末にしないために食べるというよりも、むしろわざわざ食べたいお肉だなと私は思います。

